多発性硬化症の人間が思うこと
第1章 命の重さとは
命はすべて同じ重さだという人がいるが、でも、果たして本当にそうだろうか?
私たちは、確かに動物や魚には、大切にと言うが、それが昆虫になったら、どうであろうか。私たちの思いは、あまりいかなくなる。だって、昆虫になると標本にして、綺麗さを競う。
けして、同じではないのだ。愚かな人間たち、でもそうやって我々は生きていくのだ。どんなに、愚かでもそれが人。
けして命に平等なんてあり得ない。なんて、愚かな人間。この世界で、自分たちが一番と思ってる。なんて、傲慢な人間なんだ。
この世に、いらないものなんてない。どんなものにも、必ず意味がある。愚かな人間はそれに気づきもしない。だからこそ、人は生きていけるのかもしれない。
人は、この世界の一番、上に君臨していると思っている。果たして、そうだろうか? それが、壊れたとき人はそれにどう、あがらうであろうか? でも、人はそんな日が来るとは、思わない。それで、良いのかもしれない。
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