俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第4章 第三章、俺様王子と光の君
(落ち着け、俺! 相手は女性、それもおそらく武術は身につけていない)
「ウォーレン様」
 カロはウォーレンを真っ直ぐに見た。どこまでも続く闇。心の深淵。ウォーレンは恐怖を覚えて半歩、後ずさる。
「貴方は近いうちに真実と向き合うことになる」
「どうことだ?」
「わたしにはそれ以上読めない。気に留めておいてもらえれば幸いだ」
「わかった」
 ウォーレンは頷く。忠告は聞くにこしたことはない。
「カロちゃんの占いは当たるわよ~」
「それは怖いな」
『カロ様は、魂を未来に飛ばして占うのです。真実を見るために』
 声は足元から聞こえてきた。ウォーレンは、初めて彼女の存在に気付いた。
『初めまして。わたくしはルピナス。カロ様の使い魔でございます』
 先程の音の正体も明らかになる。キツネのような顔、狼のような身体。ルビーの大きな瞳がウォーレンを見つめている。尾が三つに分かれ、左右に揺れると、空気を切り裂くように、シュッ、シュッ、と音が鳴る。
「でも、未来は変わる」
 カロが当たり前のように付け足した。
「わたしが見ているのは、そうなるかもしれない、という現実だ。未来は切り開くことができる。変えることができる、ということだ。メイ」
 乳白色の肌。カロの表情が歪む。
「リトベリが近いうちに軍を進軍させる。決戦の日は近い」
「避けられないかの」
 メイヴィットは、ルピナスの頭を撫でた。
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