俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第4章 第三章、俺様王子と光の君
 鮮やかなグリーン。長い髪が揺れる。日の光を浴びて、少女がウォーレンに向かって微笑む。白光が目に沁みる。眩しい、とウォーレンは思った。
(やっと捕まえた)
 ウォーレンは少女に向かって手を伸ばす。
「メイヴィット殿!」
 ウォーレンは叫んだ。しかし少女――メイヴィットは艶やかに笑うと踵を返し、ウォーレンの視界から消えた。
 幕が上がる。

 ウォーレンが目覚めると、トールが傍らに立っていた。視線が合うと、ほっとしたように息を吐き「失礼します」ウォーレンの額に手を当てる。
「どうした」
 ウォーレンの呟きにトールの顔中の筋肉が弛んだ。
「いきなりメイヴィット様の名を叫ばれたので、どうしたのかと~」
「そんなに大きな声だったのか?」
 狼狽するウォーレンである。トールはおかしそうに目元を更に弛めた。
「私の眠る場所まで、あまり距離はありませんし、声が必至そうでしたよ~。何の夢をご覧になっていたんですか~」
「か、関係ないっ! 断じてお前には関係ないぞ、トール」
「気になります~」
「言わないからな!」
「気になります~、ね、メイヴィット様」
「楽しそうじゃの」
 トールの後ろから、視界にふっと湧いて出たメイヴィットに、ウォーレンは縄から落ちそうになった。慌てて体勢を整え、揺り籠から降りると、メイヴィットの手にキスを落とす。
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