俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第4章 第三章、俺様王子と光の君
「両方と、闘います」
「相手が敵じゃなかったらどうするのじゃ? 敵だとしても敵わないかもしれない。逃げるのが得策かもしれないぞ?」
「メイヴィット様! 俺を信用されていないのですか!」
 ロキーナが立ち上がって主張した。ウォーレンがメイヴィットを見ると、彼女の視線は、心外だとでもいうように、ロキーナを捕らえている。凪。まるで海が眠っているような、静かで穏やかな眼差しだった。
「勿論、妾は、我らがエルフ軍総隊長を信用しておる。妾が言ったのは、可能性の話じゃ。普段冷静なお主だからこそじゃ。今も神経を尖らせておろう。空気が痛いぞ」
 メイヴィットは、言葉を区切ると、ウォーレンの方に顔を向けた。ウォーレンは、反射的に、にっこり微笑を浮かべる。
「ウォーレン。失礼した。ロキーナは少々過保護での。今回のことで、フィーリーが人間に侵略されることを恐れているのじゃ。妾に免じて許してやってくれ」
 ウォーレンは、目の前のエルフの少女(少なくとも外見上は)を心新たに見直した。
「惚れ直しちゃった? ウォーレン様」
 シーニィの横やりに、ウォーレンは低く唸った。威嚇。しかし、シーニィは気にも留めない様子で、続ける。
「まあ、第一印象がアレじゃあ、侮るわよね。ああ、気になさらないで、ウォーレン様。ただのアタシの独り言よん」
 弾んだような口調だが「我が君を見縊(くび)るな」という威圧が、シーニィから感じられた。ウォーレンは、ぶるっと身体を震わせた。別の意味で背筋が寒くなった。
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