俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第4章 第三章、俺様王子と光の君
 暑い暑いスタッピアの夏。フィーリーほどとまでは言わないが、これの半分だけでも緑があったなら、どんなに涼しいか。ウォーレンは思案した。町の開拓で、スタッピアの森林は削られ、木々のない土手や、山は、大水が出ると、土砂崩れや大洪水を起こす原因ともなっている。
「当たり前だ。お前たち人間は緑を何だと思っている? 自然は我々エルフの友だ。お前たちには欠如しているものだろう」
 ロキーナの毒気のある口調に、ウォーレンは不快を露わにした。
「ロキーナ殿。私に、言いたいことがあるなら、黙ってないで、発言してもらいたい。我が国スタッピアはフィーリーと協定を結ぶんだ。齟齬や障壁があってはならないからな」
(気に入らない)
 ウォーレンはそう思いつつも、表面は穏やかに対応する。ロキーナが、ふんっ、と鼻を鳴らした。
「別に協定など結ばなくても、我らだけで何とかできるわ。お前らのような蛮族と手を組むと考えただけでも寒気がする」
「ちょっと、ロキーナ!」
 シーニィの窘めに、ロキーナは自嘲した。
「何ですか、シーニィ様。隠居ジジイは黙って下さい」
(隠居の身だったのか)
 ウォーレンはロキーナの物言いに、腹を立てる、を、通り越して呆れてしまった。シーニィの方に視線を戻すと、ウォーレンはロキーナを無視して言葉をかける。
「シーニィ殿は今年で幾つになる?」
「やっと、アタシの名前を呼んでくれたわねえ」
 シナを作って、シーニィが微笑んだ。
 どうやらしてはイケナイ質問だったようだ。
(わざとか。わざとなんだな)
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