俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第1章 プロローグ~俺様王子の悩み事~
 その女性を性的に犯すという類のものではない、とウォーレンは思いたかったが(なんせ夢なんてものは、大概曖昧なものである)、いかんせん、ウォーレンは潔癖である。
 女嫌いとまではいかないが、好きではない。
面倒くさいと思っている。そのウォーレンが。

(まさか、昔の初恋が今頃になって?)

 苦い過去の思い出である。しかし、ウォーレンの心の声は否定する。

(あいつはこんなに美人じゃなかったぞ)

 妙なところを確信している。

(それとも本当に欲求不満なのか?)

 ウォーレンは、今年で十八になる。スタッピア王国第一王子である。第一王位継承権を持つ者である。当然婚約者もいる。しかし、婚約者である隣国ピアーシャの第一王女キュイリは高飛車な性格なので、ウォーレンは好いていなかった。いや、ここは白黒つけておこう。はっきり言って嫌いなのである。

(だからか? キュイリの代わりの理想を求めたのか、俺は! 夢に)

 はんっ、と、ウォーレンは自嘲した。馬鹿げている。実に馬鹿げている。しかし事実である。納得がいかないのは当の本人だけである。

(これじゃあ、あの変態親父と同じじゃないか)

 ウォーレンの父親は無論、この国スタッピアの王だ。ウォーレンと違い、女に関して非常に節度がないガートン王は、正妃を合わせて、三十人余りの女性を後宮に囲っている、無類の女好きである。
 堅物のウォーレンからしたら信じられない女ったらしである。

(そんなのは、認めない。絶対に認めない!)

 心の声は、余計にウォーレンを打ちのめしていくだけだった。


プロローグ~俺様王子の悩み事~、完
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