俺様王子の恋愛街道
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発行者:かぼし冬佳
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/09
最終更新日:2013/02/09 18:45

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俺様王子の恋愛街道 第2章 第一章、俺様王子と不機嫌の種
「黙りなさい、トール。それをなんとかするのが貴方の役目でしょう」
 ウォーレンはふう、と息を吐いた。
(手のかかる女だ)
 ウォーレンはキュイリの座っているイスを引くと、その額にキスを落とした。
「キュイリの為に、トールが時間を作って、こうして三時のお茶が飲める位の余裕ができたんだ。キュイリの為に、俺は仕事を早く仕上げた」
 途端に、キュイリの頬が真っ赤に染まり、とろんとした目つきになる。ウォーレンはうっとりとキュイリに見上げられた。
(まあ、悪い気はしないけどな)
 相手は婚約者。将来の妻だ。
「まあ、殿下ったら。それなら仕方ないですわね。わたくしは帰ります」
「ああ、気をつけて。俺はこれで失礼する」
(早く帰れ)
 それでも面倒なものは面倒だった。
 ウォーレンは罵倒を飲み込んで、立ち上がる。
 
 壁の白が目に染みる。

 トールが執務室のドアを開けた。
「どうぞ、殿下」
「ああ」
 ウォーレンは部屋に入ろうとしたが、踵を返し、バタンと音を立ててドアを閉めた
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