黄昏探偵【死神と呼ばれた男の真実】
黄昏探偵【死神と呼ばれた男の真実】
成人向
発行者:キャラ
価格:章別決済
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ジャンル:お笑い・ギャグ
シリーズ:黄昏探偵

公開開始日:2013/02/18
最終更新日:2013/03/20 19:02

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黄昏探偵【死神と呼ばれた男の真実】 第1章 不幸なる分岐点()
「それでは《朝比奈くん》明日から宜しく。所で何か質問はあるかな?」

(い‥‥今頃になってそれを聞きますか?)

私は唖然としつつ快動さんの方を見据えたが、何にしても気になる事は山積みである。
さて、何から突っ込んで良いやら‥‥‥。などと思い悩む事、約十秒、私は入室して一番最初に違和感を感じた事柄を取り敢えず聞いて見る事にした。

「それではお言葉に甘えて、幾つかお伺いしたいのですが?」

「ほう、何かな?」

「あの天井に沢山飾られている顔写真ですけど‥‥もしかして、なくなった方々とかでしょうか?」

その質問は決して失礼に当たらないと私は思った。それは白黒写真に黒い帯。
明らかに、いや、どう見ても遺影以外の何物にも見えない。
その質問は絶対に必要な質問であった。否! 私にはそれを知る権利がある。自身の身を守る権利ぐらいは絶対にある筈なのである。

だが、快動さんは何事もなっかたかの様に微笑みながらサラリと言った。

「ああ、あれね? あれはここを退職した人達の写真だよ。ちょと昔の職場の名残でね、よく勘違いされるんだよ。安心して別に死んでる訳じゃないから」

「そうなんですか?」

「そうだよ。」

(植物人間状態だったり、社会的に抹殺されたり、第二の人生を歩んだりしている人は居るけど、まあ死んでないから嘘はいってないよな?)


「昔の職場って、どんな所なんですか?」

「うーん、まあ亡くなった人とか怪我した人とかと、よく接する所というか‥‥何というか?」

(何だろ? クイズみたい‥‥あーもしかして!)

「もしかして病院関係の仕事か何かですか?」

「うーん、そうだねー、そう言えなくないかもないかな? 多分??」

「そう‥‥ですか。所で、私がする業務は危険な事とかありますか?」

「まあ、基本的には無いと考えてもらって大丈夫だね。他に質問は?」

(危ない橋を渡るのは基本的に《僕だから》)

「い、いえ、取り敢えず今の所、質問は特に無いです。」


そう言ってはみたものの私の内心は違っていた。何か質問すればするほど心の靄【もや】が広がっていくのを感じる。

(これは大人しく帰るのが無難かな?)







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