Johann,-ヨハン-
Johann,-ヨハン-

発行者:KEI
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2013/01/25
最終更新日:2013/01/25 20:09

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
Johann,-ヨハン- 第1章 遭遇
 豹型クリーチャー―ヒューマンの分類によれば―特有の強靭でしなやかな筋肉は、足場の悪さをものともせず、2人の身体を集落の北へと運ぶ。
 ヂードゥ族の集落は、聖都の東側に広がる森の南部に位置する。森には様々な種類のクリーチャーが生息しているが、ヒューマンの言葉を理解するクリーチャーは上級クリーチャーと呼ばれ、昔からヒューマンと交易を行なってきた。ヂードゥ族も、野生のクリーチャーを手懐けヒューマンに提供するなど、友好な関係を築いてきた。しかし、ヒューマンから突然攻撃を受け、集落は壊滅したのだった。
 「ここまで来れば大丈夫だろう」 集落から15kmほど離れた湖で、2人は脚を止めた。
 クインは周囲の樹木に付いた刻印を調べる。 「この辺りはドレイクの縄張りだわ」
 「事情を説明して協力してもらおう。彼らは助けになる」 そう言って、ガルーザはクインに歩み寄る。
 ドレイク族は、ヒューマンの分類によれば魔虫型低級クリーチャーだ。蜥蜴のような姿で、猛毒を持つ。擬態が得意で暗殺に向いているため、手懐けてヒューマンに提供することもあった。
 「‥ガルーザ!上よ!!」
 クインに呼ばれ、空を見上げると、夜空を覆い尽くす巨大な物体が2人の真上を飛行していた。
 「何だあれは―‥」
 次の瞬間、爆音と閃光がガルーザの視界を覆った。
10
最初 前へ 78910111213 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ