孤島の垂涎
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発行者:千華
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2013/02/21
最終更新日:2013/03/02 21:44

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孤島の垂涎 第3章 万劫島へようこそ。
あまり大きな買い物をするつもりはないが、
万が一の事もあるし、その際は有難く車を使わせてもらうことにした。

「山もありますが、ちょっと遠いですね。
ここでの暮らしに慣れてきてから向かった方がいいでしょう。
洞窟や川もあるので、また違った面白さがあると思いますよ」
「分かりました。で、えぇと滞在日数ってどうなってるんですか?」

島の雰囲気は十分伝わった。
後は、この旅行プランの詳細だけだ。
何日泊まり、いつ帰るのか。
どこまでが保障されているのか、葵は本題に入る。
彼女の真剣な面持ちに対し、
何故かエヴァンスはにっこり笑ったまま、その問いに答えた。

「こちらでの衣食住全ての費用は、一週間ほど我々が受け持ちます。
服や食事、娯楽、なんにでもお使いください。
例えジュース一本でも負担させていただきます」
「え、ぜ、全部、ですか?」
「はい。もちろんです。
8日目からは、お客様ではなく島の住民扱いになります。
ですが、コテージはそのままお使いいただいて結構ですよ」

つまり、今日から7日間。
生活に必要な物は全て負担してくれる。
だが、それ以降滞在するのであれば費用は自腹を切る、と。
そういう話になる。

だが葵達は、7日以上滞在するつもりはない。
自腹を切りたくない訳ではないが、旅行としては一週間もあれば十分だ。
ここの生活に慣れきってしまうと、実際の暮らしに戻った時に苦労するかもしれない。

「ご厚意に感謝します。私達は7日で十分です。
買い物ぐらいは、私達で負担しますから、お気遣いなく」
「はい。流石にお土産とか軽食までは悪いです。
できる範囲は自分で負担、できますし」
「ふふ。謙虚な子ですね。
でも貴方方はこの7日の間、鍵を見つけ出さなければ帰れませんよ?」

「………………は?」
 
相変わらず微笑み続けているエヴァンスは突然、
耳を疑う台詞を吐いてきた。

鍵?

帰れない?

一体彼は何を言っているのか。

7日間過ごしたら、普通に飛行機に乗り、
普通に帰してくれるのではないのか。
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