PC売り場の誘殺(番外編・お喋りとミニ話)
第3章 明美・「最近になって面白いかも接客業」
というわけで、客とかいう方々と向き合うときも自分の貧乳が恥ずかしいからドキドキする。元より接客に対して吹っ切れてないのに、貧乳を気にしてるって重なったら凄いよ。よく自殺しなかったと我ながら感心。私って偉いよ、本当に。
周りの同僚とか先輩に私より貧乳がいたら嬉しいけどいなかった。だから私、性格の暗いキャラクターにされてた。憂鬱だわ……
では続けます。私はパソコンとか全然興味なかったです。最近になってちょっとは勉強してる感じ。興味あったのはネットでゲームするだけ、それ以外の話なんて知るかよ! ってレベル。
でもさ、oppai電化に入ってもPC以外の売り場に回されるなら問題ないって思ってた。まぁ大丈夫だろうみたいな。そしたら違うんだよ、PC売り場なんだよ。ビックリ。
「これ性能がどう違うんですか?」
とか、そんな事を私に聞くなよって思う。怖いから客に声をかけられないように逃げる。おかげで時間の経ち方が長いんだ。いつまで経っても昼休みにならないとか終わらないって感じ。ますます根暗にされちゃったから、思い切ってグレようかと思った。でもダメなんだ、貧乳だからAVギャルになるとか考えても相手にされないし……
で、なんでか分からないけど最初に勤めていたお店って潰れたんだよ(PC売り場の誘殺2を参照)
クビかと思ってたら他の店に行けって事になって、今の場所に来たわけです。そしたら藤本先輩とか小幡先輩とかいたわけ。どっちも好き、そういうの有難いんだ。以前は好きって先輩とかいなかったからさ、雰囲気的にイジメられてるみたいだったもんね。
小幡先輩って厳しいけど好きだわ。Dカップってさ、私から見たらムカつく対象なんだけど……小幡先輩のキャラは好きだから怒らないで済んでる。うん、自分よりずっとおっぱい豊かな女が近くにいても嫉妬しないって凄い。精神的に大人になった気がする。
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