ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
完結
発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/17
最終更新日:---

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ソングライター ホシオカ ー陸奥篇 第4章 近江屋決行
しかし、陸奥は今まさに最前線に出ようとしている。久利坂は、自分の助けが要ると…陸奥の背中につぶやいた。


「まずいわね…」
ミリティ姉さんもつぶやいた。
「転送機の範囲を越えるんですか?」
「いえ。発信器をつけてる限り月に行っても問題ないわ」
理香子が首を傾げた。
「公使館に折衝に行く久利坂さんを回収するのは…まずいね」
星岡がうんざりした顔でため息をついた。
「ここで野宿か?食べる物もない」
そんな星岡を無視して、ミリティ姉さんは暫く考えていた。木々が小雨を葉先から落とし始めた。ここに長くは居られない。
「こうしましょう…」
星岡と理香子はミリティ姉さんを見た。
「久利坂さんは残していきます」
「コロニー政府の方は?」
「事故により回収不能。新たに回収を行なうで、報告します」
星岡は二度目のため息をついた。
「つまりそれは、俺達がまたここに来るって事?」
「星岡さん。あなたはもはやエキスパートですよ」
「い~やフォークシンガーです」
「そう?歌も歌えるなら、なお結構ね」
星岡はあきらめ顔で、首を振った。その横で理香子は別の事を考えていた。
「小谷が五輪塔に隠すって言ったよね?」
「谷と田中と白峰がだろ?」
「それが最終的に家隆塚に移されるんだよきっと!」
「てっ事は?」
「あの五輪塔に、龍馬さんの遺体がある!ちゃんと出して、土佐に帰してあげなきゃ!」
「大阪府史跡だろ?」
「そんなのなんとでもなるよ!知事はわかってくれる。だって所属は維新の会だよ!」
「俺は理香子に止められたけど?」
「無許可は駄目よ。法令遵守よ考古学はね」
「五輪塔バラスまで、イロイロ有りそうだ。確か坂本龍馬は国家機密じゃ無かったっけ?」
「久利坂さんが必要ね。とりあえず…」
理香子はミリティ姉さんに言った。
「…現代にバックトウザフューチャーしましょう!」
三人は高台寺から跳んだ。
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