ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
完結
発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/17
最終更新日:---

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ソングライター ホシオカ ー陸奥篇 第1章 ープロローグ
グンッ
空間全体が震動して震えた。
「今ので?」
「おそらく…」
理香子は、携帯で日本史を検索した。
「微妙だけど、大筋では同じになったね…」
「龍馬さんは、殺されたのか?」
「そうね…1日遅れたみたいだけど」
「じゃあ久利坂さんはどうなったんだ?」
星岡と理香子は、アメンティティを見た。
「おそらく…ロサンゼルス広場に戻されているか…時空間スパイラルに放り出されて即死したかのどちらかかと思います」
「行ってみるしかない」
3人は地下鉄に急いだ。


地下からロサンゼルス広場に駆け上がると、鷲の像の台座にもたれかかるようにして、着物の侍が座っていた。
駆けよって顔を起こすと、紛れもなく久利坂さんだった。
「久利坂さん!久利坂さん!」
身体を揺さぶると、ビクッと痙攣して目を開いた。
「ここは…いったい…何が起こった…」
「歴史が原状復帰されました。龍馬さんとの事は全部消えて無くなったようです」
「久利坂さん、すいません。このアメンティティに力が無くて…」
「なんて事だ。いろいろ苦労したのに…しかも、あの日の年齢に戻ってる。俺は老いぼれて肺炎で死にかかってたのに」
「生きてるだけでラッキーですよ」
「そうとも言えん。龍馬さんは殺されたんだな」
「史実どうりです」
「夢のような人生だったのに、見事に覚めたわけか……」
真から残念そうに見えた。
「アメンさん。戻れないか?もう一度慶應3年に!」
「過去に戻るには、いったん時空間スパイラルに出なければなりません。そこに警備隊が常駐配置されました。彼らは発見した人物を即時に射殺する命令を受けています。あきらめて下さい」
久利坂さんは、鷲の像を振り返った。
「また振り出しだな。坂本龍馬暗殺犯捜しは」
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