ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
完結
発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/17
最終更新日:---

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ソングライター ホシオカ ー陸奥篇 第2章 四天王寺前夕陽ヶ丘
「時空間スパイラルの警備隊を突破して、5人の内1人がこの慶應3年に入ったの…」
「つまり?」
「坂本龍馬の暗殺を再度阻止するために。もし再度阻止されたらアメンは抑止のために最高刑になる可能性がある。すでに身柄は拘束されてる」
「でも。特命チームがやるんじゃないんですか?」
「特命チームは6名中5名が死亡して、1名は重傷…死体も含めて戻れたのはアメンのおかげ。その1名も集中治療室で死んだ。だから無傷で帰還した私達に、要請されたわけ」
「私達って、私達?」
「ホシオカさん。リカコさん。お願い!アメンを助けて!」
「そりゃアメンは助けるって、約束したから助けますよ。だけど、飛ぶ前に言って下さいよ」
「飛ぶ前に言ったら迷うでしょ?」
「そりゃ迷いますよ。だって今度は、暗殺を成功させるんですよ!少しくらい惑う時間を下さいよ」
理香子が沈んだ声で星岡の肩に手を置いた。
「ユキヒロ。阻止する人がちゃんと阻止出来るとは思えない。警備隊を突破したって事は、武装してるんですよね?」
「高性能なビームライフルに爆薬、ビームサーベル。おそらく、この時代の武器は使わないわね」
「そんな物を暗殺犯に使ったら、思いもよらない死傷者や被害が出る。もう修復しようがなくなる。止めなきゃ…一秒でも早く」
「でも。肝心な事がわかってないわね」
理香子はうなづいて言った。
「誰がどうやって、坂本龍馬を殺したか…私達は知らない」
星岡は理香子を見つめた。
「理香子。自分の勘を信じろよ。バックミラーを見ながら運転なんて出来ない。見たこともない場所なら…なおさらだ」
「まさか陸奥がって事?」
「奴をマークだ!」
久利坂さんが立ち上がった。
「案内しよう。30年前の京だが、記憶をたどってみる。まず、着物を調達しなければな。夜明けを待って、古着屋に行ってくる」
星岡は夜空を見上げて、これから先の不安に身震いした。

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