ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
完結
発行者:武上 渓
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/17
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇 第2章 四天王寺前夕陽ヶ丘
理香子が指差した先を見ると、板壁の一枚が内側に向かってゴトゴトと動いている。見ていると、グイッと内側に開いた。ポッカリ黒い空間が出来て、頭が出て来た。顔が上がった。
「ミリティ姉さん!」
星岡と理香子は同時にハモッた。
「えっ?居たわね。ちょうど良かった。手間が省けたわ。2人とも来て!」
「来てって、どこに?」
「ここによ」
「その…冊を越えて?」
「もちろん。何か問題が?」
「豊臣秀吉が建てた国の重要文化財なんですけど…」
「だったら急いで!見つかる前に!」
星岡は理香子を見た。
「理香子。さっそく愛染さんのタタリだ。あきらめるしかない」
「みたい」
2人は冊を越え、穴から多宝塔の中に入った。
中は真っ暗で、例の水晶の目が青い光を放っている以外は、何も見えない。
「とりあえず飛ぶからね!話はその後」
「飛ぶって…待ってく
宇宙人は情けも容赦も無かった。


ださい。いきなり!」
飛んだ先も暗闇だった。
ボゥ~と灯りが着いて、周囲が照らし出される。
「高台寺の墓地か…二度と来るとは思わなかった」
鷲の像に向かって、星岡はつぶやいて周りを見渡した。左の理香子の隣に、ロウソクを持ったミリティ姉さん。右を見返すと、背広に長刀と脇差しを持った久利坂が立て膝で座っていた。背中にナップザックを背負っている。
「なんでこうなるんだ?さっそく説明して下さい!」
さすがにミリティ姉さんは、すまなさそうだった。
19
最初 前へ 16171819202122 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ