ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
ソングライター ホシオカ ー陸奥篇
完結
発行者:武上 渓
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ジャンル:SF

公開開始日:2013/12/17
最終更新日:---

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ソングライター ホシオカ ー陸奥篇 第2章 四天王寺前夕陽ヶ丘
左折すると、お寺の門が有り駐車場が見えた。
「お寺の敷地だぜ?まわりは住宅とビルしか無いし…違うんじゃないか?公園みたいなのの中に有る感じなんじゃないのか?」
「おかしいね」
理香子は、門の奥にー家隆塚ーと書かれた立て看板を見つけた。
「家隆塚はこの先みたいだけど。清地蔵はどこだろ」
2人は、門の前を右に曲がって歩いている内に、口縄坂の案内板を見つけた。
「口縄坂がここって事は、清地蔵はこっちだよ」
理香子は来た方向を指差した。


結局、お寺の門まで戻る事になった。
「とりあえず家隆塚に行ってみようよ」
星岡の提案で、2人はお寺の門を入った。入って門の右を見た理香子が驚いた。
「ここじゃない!隠れて見えないんだ」

理香子の背丈ぐらいの、白いお地蔵さんが立っていた。右脇に清地蔵と書いた案内板が有り、小松帯刀墓所の石碑が有る。地蔵の横にビッシリと漢文で埋まった石碑が立っている。
丸顔で柔らかい表情を2人は、しばらく眺めた。
「なんか読み取れるか?でも、お地蔵ってけっこう暗い印象のが多いけど、これはカワイイお地蔵さんだな。色が白いし…水垢とか汚れて無い。相当大事にされてる。150年前の物だろ?立った時のままって感じだな」
理香子は、地蔵の前のお供え物台を見ていた。
「文字が有るね…左は鹿だね。何村…打村かな…打村鹿かな…右は…木村亘蔵かな」
「ここの文字は、親族か寄贈者じゃないのか?祖父母とか?」
「奥さんの方は、金田蔀がおじいさんだから…右は金田と読めない事もないね。金田亘蔵かな?左は金田鹿?なのかな?」
「他に文字は?」
2人は清地蔵の裏側や頭の上まで見た。
「何もないね。篠ノ井教授は、文字以外だって言ってたから。何だろう?」
星岡は地蔵の色んな場所を押し始めた。
「何やってんの?」
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