老人達のトマト投げ合戦
老人達のトマト投げ合戦

発行者:クラン
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ジャンル:お笑い・ギャグ

公開開始日:2012/11/13
最終更新日:2012/11/20 14:39

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老人達のトマト投げ合戦 第1章 春川の頼み
稲手太郎は、遅刻欠席も多く、春川に叱られていた。普通の家庭に生まれで、両親はそれほど悪くなかった。何でも、両親は文房具屋を経営していた。店の経営を任されたが、スーパーの登場で経営は悪化し、店は閉店。やむを得ず、スーパーの店員として働くことにした。そして、現在はそのスーパーの店長として返り咲いた。稲手自身はかなり嫌いだったらしい。どうやら自分の店を潰したスーパーの店長になるのは潰した側の尖兵となるようなものだ。現在は退職してボランティア活動に従事しているらしい。
九品は成績は3人の中では優秀なほうだが、かなりの短気で喧嘩沙汰はよくあった。周りから「Q」と呼ばれている。九品の「九」が「きゅう」と読めるためそう呼ばれていた。両親は金持ちでいい生活をして、営業マンを務めて定年退職するまで前線にいたそうだ。本人曰く「こちらの方が落ち着くからだそうだ」。退職後は、パソコンでネットサーフィンをする毎日をすごしているらしい。
そして、春川がもっとも手こずったのは雷鳴健吾。周りから2人か「健ちゃん」、「ケンコウ」と呼ばれている。根は悪いやつではないが、先生にはよく刃向かい、殴ったりもしていた。家庭事情が非常にすさまじく悪く、ヤクザの父親と母親からの暴力沙汰は当たり前で、両親を病院送りにするのはざら。しまいには、健吾を恐れて、両親は逃げ出し引き取り手が無く、仕方なく春川が学生として面倒を見ることにした。が、高校は入学できず、春川と喧嘩別れして派遣で職を転々とした。で、溜まったお金で故郷へ帰ってきてボロボロの一軒家を買った。健吾はそこを自分の死に場所としているらしい。
が、春川はその3人を呼ぶことについて疑問があった。
「永谷、確かにあいつらを呼ぶのはいいが、皆ジジイだ。呼んだとしても、あいつらサバイバルゲームや喧嘩する体力は無いだろ」
「そうですね。何かいいほうがあるのか・・・?」
2人は悩み悩んでいた。
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