女子なんかいらねぇ
女子なんかいらねぇ
成人向
発行者:jun( ̄ー ̄)ノ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:etc

公開開始日:2012/11/07
最終更新日:2012/11/07 00:39

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女子なんかいらねぇ 第6章 ☆太郎と次郎2・心は理解し合うモノ
 次郎は太郎と話がしたいと思った。自殺しかけた事が恥ずかしくて素直になれないが、太郎が言う。そのまま下りて来いと。

 南極太郎と北極次郎。屋上で向かい合う。次郎は恥ずかしくて顔を下げてしまった。すると歩み寄ってきた太郎が、彼もまた少し気恥ずかしいとは思いながら次郎を抱き寄せる。

 「ちょっと……男同士……」次郎は悩めかしく戸惑う。

 「何となく思ってた、お前は優しい奴だよなって」

 太郎は次郎を抱きしめて赤い顔。恥ずかしくてたまらないが、次郎が愛しい。女にモテないくらいで自殺と思うが、次郎にしてみれば切実だったのだろう。でもそんな事で自殺させたくない。

 あぁ、不思議な感覚。

 次郎は自分の中にある女の子に対する恋焦がれより気持ちいい何かがあると思った。もしかすると太郎が自分を理解してくれるからかもしれない。思えば女の子は一度として自分を理解してくれなかった。

 「南極太郎は、ホモなの? あんなに女の子にモテるのに?」次郎は震えた声で聞いてみる。

 よく分からない、でも愛が得られるなら……女にこだわらなくてもいい気がすると太郎が言った。

 さらに太郎は、次郎を抱きしめながら俺の話も聞いてくれと打ち明ける。自分が経験した忌々しい出来事を。あの憎んでも憎み足りない女子の事を。次郎はその話に衝撃を受け、同時に太郎が愛しいと胸がドキドキした。胸の奥が不思議な感じに持っていかれる。
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