女子なんかいらねぇ
女子なんかいらねぇ
成人向
発行者:jun( ̄ー ̄)ノ
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ジャンル:恋愛
シリーズ:etc

公開開始日:2012/11/07
最終更新日:2012/11/07 00:39

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女子なんかいらねぇ 第5章 ☆太郎と次郎1・俺たち、どちらも一人ぼっち
 すると太郎は呆れたように、新しいタバコを銜えて火をつけて一服。フッと煙を吐いて頭をかく。

 「バカだなぁ、女にモテないくらいで死ぬって、マジかよ?」

 と、呆れた口調で言った。それが故、次郎はさらに傷ついて上がっていく。今の台詞、次郎の自殺願望の背中押し。太郎にすれば普通の台詞でも次郎には耐えられない。

 「お前みたいにモテる奴に人の気持ちが分かってたまるか」

 次郎は叫んだ。もっとも言い分、そして引き下がれなくなる。

 「それは違うぞ、俺は分かる。俺はお前の気持が分かる!」

 太郎は叫んだ。死ぬなら最後に俺の言葉を聞けと、それで納得しないなら死ねばいいと説得。

 太郎は言った。モテる俺だって本当は一人ぼっちなんだよと。
 
 「そうだよ、俺だって……一人ぼっちなんだ。ウソじゃない」

 彼は説明する。女にモテても愛を感じた事なんかないぞと。彼のその言葉は真実だから重い。聞いている次郎には驚きだ、あれほどモテる太郎が愛を知らないとは。

 タバコを右手の指に挟み、その手を上に向けて太郎が叫ぶ。今まで一杯モテしこれからモテるだろうけど、本当は俺も寂しい気持ちがあるんだぞと。そんな、普通なら信じられないような台詞に心が入っている。次郎はそれを感じたから驚きで動けない。

 南極太郎が寂しい気持ちを持っている?

  ウソとしか思えない台詞がウソじゃないとしたら……次郎は不思議な気持ち。
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