女子なんかいらねぇ
第9章 ☆2人の愛し合い2・「愛だからこそ抱きたい」
次郎は興奮が冷めると、太郎に精液をかけてしまった事になんと言って分からず動揺してしまう。でも太郎は、そうなると分かっていたから気にするなと流す。愛し合いたいがために。
ここで太郎は真面目な顔で次郎を見て伝える。俺は手で扱いてもらいたいのではなく、ハッキリ次郎に受け入れて欲しいと。
受け入れる!?
もし次郎が女の子だったら膣にペニスを受けるという話。でも同じ男同士、一体どうやって? 少年は怯えてしまう。でも、自分だけ満たされて終わるなんて出来ない。
「俺さ……知識だけ持ってる。入れる場所は知ってるんだ」太郎はそう言って安心するように促す。でも初体験となる次郎にとっては簡単ではない。
手で扱く形じゃダメ? 次郎は赤い顔でそう訴える。真心で扱くから挿入されるのは勘弁して欲しいと表情に浮かべる。
「ダメだ、俺はお前に気持ちを伝えたい、感じて欲しい」
太郎は次郎に対し、キッパリと手コキを拒否。どうしても次郎の温もりを感じたいと訴える。きっとそれこそが愛し合う事なんだと力説。愛し合う、男同士でも出来ると証明してみせたいのだろう。
だから北極次郎は唇を噛んで覚悟を固めた。自分だって太郎に導いてもらった。今度は受ける番。きっとそれは、愛し合うために避けられないんだと。自分も太郎を満たしてあげたいと。
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