女子なんかいらねぇ
第8章 ☆2人の愛し合い1・次郎が導かれるのは分かり合えるから
「次郎、お前……交互に入れるとか言っても、優しい性格だから俺に入れるとか出来ないだろう?」
太郎に言われて赤面する次郎。だから相手に言われた、手で扱いてやるからチンポを出せと。先に太郎が次郎を導いて、次に次郎が太郎を導くという段取りのようだ。
「……出すけど、笑ったりしない?」
恥らう次郎はまるで女の子のよう。例え同性でも他人にチンポを見られるのは強烈な経験。でも太郎の真面目な顔を見たら、恥じらいながらもズボンのベルトを緩めて下ろす。少し魔法をかけられたみたいな気がする。
生まれて初めて他人に見せた。まだ勃起していない段階。真っ赤な顔で恥じらいの震え。恥ずかしくて胸が破裂しそうな感じ。
太郎は次郎のを見たとき、意外と驚かない事に驚く。同性のチンポを見ても特になんとも思わない。それどころか次郎のだと思えば愛しいかもしれぬ。何か魔法があるような感じがした。
「……ぁ、ぅんぅ」
次郎は太郎に触られてビクンと身震い。一瞬にして体中に気持ち良さの電流が走って勃起へと誘われる。どうしてだろう、男に触られているのに圧倒的に優しく気持ちいい。
次郎、気持ちいいか? 太郎は触りながら顔を見上げる。次郎は衝撃を受けて震えているが気持ちよさそう。少し涎が落ちる。
男同士だから分かるのだろう。ペニスという部分が繊細という事情を、乱暴にしなくても気持ちよくなれるという事情を。だから太郎が次郎を気遣って触れば、信じられないほど気持ちいい。次郎は細い目で鳥肌を立て動揺しながらも涎を落としていく。
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