みぃつけたぁ
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発行者:やまきょん
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2012/11/25
最終更新日:2013/04/18 20:08

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みぃつけたぁ 第3章 第1部―始まり―
田中の返答と山田の相槌が気に入らないのか、北川は更に質問を被せてきた。
「それって、付き合ってるってことなんか?」


 山田はその質問は北川が単純に質問してきているのではないと悟ったが、田中は思いのほか鈍感なところがあるので真剣に考えている。

「田中、今の質問は非リア充達からの挑戦状だ。周りを見ろ。耳を澄ませてお前の言葉を聞くために不自然に人が集まっているだろう?」
と、田中に言ってやりたかったが誰も私の返事を待っていないし、そんなことを言ってしまうと余計に自分への風当たりが激しくなってしまう。ここは、自分の攻撃を少しでも減らすために黙しておくべきだと判断した。

少し考えた末、田中は北川とそして、周りの人間にこう言った。

「ああ、山田は俺の彼女やな、・・・うん。今からそうなった。せやから明らかな嫌味とか、俺のいないところでこいつを非難するんならそれは俺のことも非難しているってことやし」

「それでええな?山田?」と言い、にっこり山田に微笑んだ。勿論、山田は口をあんぐり開けて返答しようにも的確な言葉をしらないために北川を見るが北川も予想外の返答に何も言い返せないままでいるようで、ぼぉっとしていた。

「だから、お前ら全員。こいつに手出しすんなや。」
と後ろや前、左右をみて言った。しかも最高に格好いい笑顔で、だ。これには山田も北川も含め、その場にいた全員があっけに取られた。誰も彼もが何も言い返せないまま、ただただ、その男らしい宣言を聞いていた。

ところで、山田はその大変な告白の返事をしていない。

その日以降も何も変わらず田中は食堂にいる山田の傍に来てアイドル声優について話し、今夜の番組のスケジュールを確認しているのだから、そんな中で突然「ところで、この前の告白の返事なんだけど」とは、とてもじゃないが言えなかった。
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