みぃつけたぁ
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発行者:やまきょん
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ジャンル:ファンタジー

公開開始日:2012/11/25
最終更新日:2013/04/18 20:08

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みぃつけたぁ 第3章 第1部―始まり―
「お前、今度のイベント行くんか?」
「今度のイベントって・・・秋川君のイベント?」
「うん。あれ、菜穂ちゃんと飯田さんも出るって聞いたんやけど?」
「ああ、らしいね。田中は行くんか?」

すると田中は「もちろんや!」と声を押し殺しながら答えた。ここは大学の食堂で万が一この会話を聞かれてしまい、自分がそんな趣味を持っている人間だと思われてしまったら今まで築き上げてきた田中のイメージが総崩れになってしまう。細心の注意を払わなければいけないのだが、山田から言わせてみると、自分といるということ事態「何らかのヲタク」と思われているだろうと考えているのだが田中のために言わないでいるのだ。

「じゃ、俺。次は旧講堂だから」

田中は散々咲子ちゃんや菜穂ちゃんなどなど、アイドル声優について語った後(もちろん小声)、さっさと次の授業の準備をするために食堂を去っていった。山田的にはここからが一番大変なのだ。

「あのブッサイク、なんで田中君と一緒なん?」
「そうそう。前も言ったけど、いい加減さぁ・・・身分を弁えろってねぇ」
「ああ、うざいうざい。何であいつと田中君の2ショットを楽しい食事の時間に拝まなあかんわけ?」

そう、こういった3次元の暴言。どうやら彼女達は3次元での生活が充実していないようで、こうやって時折、山田に聞こえるように嫌味を言うのだ。勿論、山田も人の子であるので当初は心臓がドキドキして顔が真っ赤になり消えてしまいたい衝動に駆られてしまった。が、だからと言ってそのまま食堂から逃げ出してしまっては彼女達、非リア充の思うツボなのだからと言い聞かせて必死で耐えた。ひたすら耐えた。

 ある日、いつも通りに田中と食堂でニコ生チェックをしていたときだった。その日はどういうわけなのか、田中の友人の北川も一緒に食事をしていたのだが、北川が意味ありげな表情を作って「お前らってどういう関係なん?」と聞いてきたのだ。

すると田中は暫く考えてこう答えた。

「ああ、そうだな。食堂で毎日の出来事を報告しあうような仲だ」
「・・・うん、まぁそうやな」
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