取り残された乙女たち
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発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第2章 理亜
(7)

 30分後、崖から集落へと戻る車の助手席で、理亜はぐったりとシートに体を沈めていた。
 一応薄いトレーナーとジャージは身に着けているが、ところどころに白濁した液がこびりついている。
 全身から男の体臭がしていた。

 太郎は車を運転しながら、横で放心状態になっている少女をちらりと見る。
「自分達以外誰もいない村ってのは、いいもんだな。好き勝手に運転できる」
 そう言ってわざと蛇行したりする。
 理亜は興味がなさそうだった。
 というより、その視線は宇宙の彼方へ飛んでいた。

「気持ちよかったか、おい?」
 太郎は声を掛け、助手席に手を伸ばした。

 シートベルトで斜めに押さえつけられた理亜の形良い胸が、こんもりと盛り上がっている。
 トレーナーの薄い生地を通して、乳頭の小さな盛り上がりが分かった。

 男の手が、服の上から乳房を揉む。
 理亜はわずかに目を閉じたが、抵抗しなかった。
 そんな気力もなさそうに見える。

 好き放題に少女の胸の感触を楽しみ、男はまた訊いた。
「気持ちよかったかって訊いてんだよ」
「はい、気持ちよかったです」
「そうかそうか」

 両手をハンドルに戻し、さらに彼は命じる。
「またして欲しかったら、そこで服をめくりあげろ」

「……」

 人形のように無表情な理亜は、無言のままシートベルトを外すと、トレーナーの裾に手を掛け、ゆっくりと持ち上げた。
 息を呑むほど美しい乳房が現れる。
「……また私をかわいがってください……」



(この章終わり。第3章「由美」へ続く)
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