取り残された乙女たち
第2章 理亜
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背後の男が近づいてくる気配がする。
事実、太郎は広げられた尻肉を食い入るように見つめながら、そこに顔を近づけていた。
目の前で、18歳の乙女の菊座が、ひくひくとうごめいている。
人の体の中で最も汚い部分であるはずなのに、少女のそこはピンク色につやつやと光っているように見える。
太郎の心の奥底から、ほとんど衝動的に征服欲が付きあがってきた。
思うがままにこの少女を蹂躙したい!
「自分の指を舐めろ」
意外な命令に、理亜はとまどった。
しかし男の目の前に最も恥ずかしい部分を晒していることに比べれば、自分の指を舐めるくらいはどうということもない。
はい、と小さく答え、彼女は右手だけを一旦顔に持っていくと、人差し指をちろちろと舐めた。
男の次の命令に、彼女は耳を疑った。
「よし、その指を肛門に這わせろ。いま指につけた唾で濡らすんだ」
「そんな恥ずかしいことできません」
「じゃあ、俺が代わりにやってやろうか。こっちは濡らしてないから痛いぜ」
そう言うと男の指が、ずぼりと少女の菊門に侵入した。
「いやあぁぁあ」
「心配するな。2,3センチしか突っ込んでねえよ」
異様な感覚が、理亜の脳内を駆け巡る。
それは肛門から子宮へと、甘い痛みとなって通過した。
「いやです、やめてください」
「じゃあ、言われた通りにするんだな」
「は、はい……」
理亜は屈服した。
濡らした自分の指についた唾液を、自らの肛門の入り口に丁寧に塗りこめていく。
太郎の目の前で、それはぬらぬらぬらとやらしく光った。
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