取り残された乙女たち
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発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第8章 獣たちに身を委ねて
 モー、モーという鳴き声に顔をしかめながら、男は少女たちに命じた。
「よし、そのトレーナーを脱げ」

「ええっ!」「ここでですか?」
「そうだ。牛たちの前で上半身裸になるんだよ」

 いったいどういうつもりなのか。
 自分たち人間の裸を見ても、牛たちが興奮するはずはないのに。

 少女二人はいぶかったが、いまこの村において、男の命令は絶対だ。
 絵里と春菜は戸惑いながらも、服の裾におずおずと手を掛けた。

 少女たちはトレーナーを脱いだ。
 ともに十九歳の白い肌が弾けるように露出する。
 絵里は薄いピンクの、春菜は白地に細かいフリルのついたブラジャーをしている。

 二人の視線がうかがうように男を見た。
 下着姿で許してもらえるとは最初から思ってはいないが、やはり脱ぐのには抵抗がある。

 男は苛ついた声で叱咤した。
「なにやってんだ、とっとと取れよ」

 ああ、やっぱり……二人の乙女は目を伏せると、他の仲間たちの身の安全のために、そして自分たちが危害を加えられないために、恥ずかしい部分を晒しはじめた。
 後ろ手にホックを外し、ゆっくりと紐を肩から外すと、柵に掛けてあるトレーナーの上に置く。

 二人の横にいた男が、口元をいやらしく歪めながら前に回った。
 腕を組んで隠そうとする二人にぴしゃりと言う。
「よし、気をつけをしろ。手を横に置くんだ」

 半分べそをかきそうな表情で、絵里と春菜は従った。
 薄暗い牛舎の中でそこだけ光を発しているように、少女たちの裸体は艶やかに輝きを放っている。
 よく見ると二人には若干の違いがあった。

 中肉中背の絵里の乳房は、それ相応の膨らみはあるものの、肩幅がやや広いせいか盛り上がっているような印象はない。
 それに対して春菜は、ほっそりした体に似合わず乳房はぽっこりとしたお椀型で、いかにも鷲掴みにしたくなるように白く誘っている。

 絵里はちらりと友人を盗み見て、軽い嫉妬に襲われた。
 春菜ちゃんの胸ってきれい。
 こうやって並んで見られるのって嫌だ。
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