取り残された乙女たち
第2章 理亜
(3)
男の手が乱暴に彼女の肌をつまんだ。
「ちゃんと言えって言ったろう? ほら」
「ああ! そこは……分かりました。私は太郎様の指で、お××こをぐちゃぐちゃにかき回され、服の上からおっぱいを好きにされてます……」
「気持ちいいって言えよ。どこをどうされているか、詳しく言え」
「はい。あの、理亜のお××この中に入ってる太郎様の指が、入り口の裏側をごりごりってこすってくれたり、指先が子宮に当たるまで突いてくれるので、とても気持ちいいです……胸も、敏感になってるおっぱいを、いやらしくもんでくれるので、すごく感じます……」
少女の従順な報告に、太郎という男は満足そうに頷いた。
「よし、じゃあ次は、どうしてほしいか、いやらしくおねだりしてみろ……」
「おねだりって……どうすればいいんですか?」
「そうだな」
太郎という男は不意に、理亜の中心部から指を引き抜いた。
「あん!」
とろけるようにたぎっていたそこから、いきなりいたぶりの元凶を抜かれ、少女は呻いた。
秘部がジンジンと痺れている。
ほっとしたような、もっとかき回してほしいような、複雑な思いだ。
「おねだりっていうのはな……まず、もっと腰を後ろに突き出せ」
「もっと、ですか……?」
これ以上突き出したら、飢えた雌が雄に向かって交尾を強いているように見える。
いや、まさしく理亜は一匹の雌と化していた。
昨日までは花も恥らうほど可憐であった18歳の少女が、いまでは男の指に好き放題嬲られ、恥ずかしい部分から欲望の滴を、糸を引くほど垂らしているのだ。
背後から太郎の声が聞こえた。
「突き出したら、履いてるジャージをずりおろして、尻をむき出しにするんだ。もちろんびちょびちょのショーツも一緒にずらすんだぞ」
「そんな……そんな恥ずかしいこと、できません」
背後の声が意地悪く嘲笑した。
「いいんだぜ、やらなくても。その代わり集落の体育館で待ってるお前の仲間がどうなるか、分かってるんだろうな?」
そうだ。
仲間が人質に取られている限り、この男に反抗することはできない。
理亜は長い睫をしばたかせ、観念したように目を閉じた。
「こ、こうですか……?」
6