取り残された乙女たち
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発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第4章 彩
(5)

 必死で恥辱のダンスをしたせいか、孝司は思いがけなくやさしい声で答えた。

「分かったよ。部長さんに命じて、考えといてやろう。これから皆に飯を食わせるとしよう」
「ああ、ありがとう……」
「ただし、食事の方法はちょっと変わってるぜ。おい、誰か飯を持って来い」

 そういうと孝司は、茶碗に入った飯粒を一掴み口に入れると、ずっと脚に絡み付いている由美の顔を持ち上げた。

 目線で命令された由美は、うれしそうに「はい」と頷くと、自分から孝司の分厚い唇を割って舌を絡ませ、まだ口の中で租借している飯粒に舌を伸ばした。
 そのまま半固形状の食餌を飲み込む。

 見ていた彩は、背筋が凍るようだった。
 あんな獣みたいな真似、できるわけがない。

 口の中のものを少女に食べさせた孝司がにやりと笑った。
「さ。やってみな」

 うう、と彩はうめいた。

男性に触れたことさえない自分が、口移しに食べ物をもらうことなど、できるわけがない。
しかしやらなければ、由美以外の部員には食べ物が与えられないということもありうる。

「分かりました……」と、孝司に脚を踏み出した。

 だが、孝司は鋭くそれを制した。

「ちょっと待った! 俺はあいにくと由美ちゃんを食わせなきゃいけねえからよ。二人は出来ねえんだ。甲斐性がなくてすまんなぁ。代わりにほれ、そこの憲次に恵んでもらえよ」

 さっき自分の尻に顔を近づけた男だ。

 彩は震える瞳で横の男を見た。
 憲次はにやにやと笑っている。
「さっきは随分嫌がってくれたもんなぁ。ただじゃあ食わせらんねえな」

 さも復讐をうれしがっているように彩をいたぶる。

 20歳の少女はおそるおそる訊いた。
「どうすればいいんですか……?」

「へへへ。まずは楽しませてくれよ。こっちに来い」

 正面に立つと、憲次は手早くシャツを脱ぎ、上半身裸になった
 そして蛇のように、出した舌をチロチロと動かす。
「分かってんだろ? あん?」

 彩は目をつぶって覚悟した。
 ファーストキスが、こんな下卑た男だなんて。

 しかし彼女は顔を近づけ、うごめく舌に自分のそれを絡ませた。 
 ゴムのようだと思った。
 ねっとりと醜い男の唾液が絡みつく。
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