取り残された乙女たち
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発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第3章 由美
(4)

 彩は毅然として言い放った。

「孝司さん、女性の扱いについては私が代表で交渉します。特定の女子を特別扱いするのはやめてください」

「そうか? でもよ、こうやって、かわいがってくださいって自分から来られると、どうしても特別扱いしたくなるわなぁ」

 彩から見ると、背中を向けて尻だけを振っている由美の姿は、まさしくサカリのついた雌犬だ。
 剥き出しのくびれは女から見ても美しいというのに、この娘の性欲は同性として恥ずかしい。
 それとも、極限状態で冷静な判断ができなくなったのか。

 彩が言った。
「由美を下ろしてください。そして、私の話を聞いてください」

 そこで初めて孝司はまともに彩の顔を直視した。

「へえ? あんた、この娘よりいいことしてくれるのかい?」

 周りの男達はにやにやと笑っている。

「いいことって……なんですか、それ」
「簡単なことよ。いまこうして由美ちゃんが俺を楽しませてくれてんだから、あんたも俺や周りの男達の気を引くことをしてくれねえと、話は聞けねえよってことだ」
 孝司はそう言い放った。

 彩はたじろいだが、孝司の言葉には逆らえない強さがある。
自分たち女学生12名を支配し、食料と通信を独占している男達のリーダーと交渉するには、たしかにきっかけが必要だろう。

 しかし、何をしていいかさっぱり分からなかった。
 部員たちからは姉のように慕われる男勝りの部長も、20歳になるいままで、男性と付き合ったことさえなかったのだ。

「分かりました。だけど……何をしたらいいか分かりません」

 孝司はにやりと唇を歪めた。

「仕方ねえなぁ、お嬢さんはよ。しょうがない。こっちで指示してやるか」
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