取り残された乙女たち
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第10章 第10章 切り裂かれた白衣
(いやっ! そんなことない! 誰がそんな、変態みたいなこと……)

 しかし千里は、体の奥底に小さな変化が起こっていることに気付いていた。

 こうして罵倒され屈辱を受けるたびに、嫌悪感とは別の、甘い痛みに似た感情が沸き上がってくるのだ。
 まるでもう一人の自分が(もっと言って。もっと虐めて)と言っているかのように。

(やだぁ……なんなの、これは……?)

 床に付けた顔から涙と涎を垂れ流し、少女はもはや自分が一個の性器になってしまったように感じた。
 触れれば爆発してしまいそうだ。

 突然、前から手首を掴まれた。
 床に突いていた腕を引っ張られ、千里の上半身が宙に浮く。

 そのまま前へずるずると引かれた。
 彼女は声にならない悲鳴を上げながら、男の手によって引きずられるまま前へと移動した。
 水たまりに突いていた膝が、床に二本の痕跡を描く。

 二、三メートルも引きずられただろうか。
 いきなり手が離れ、千里は再び床に手を突いた。
 冷たいのは変わらないが、ここは濡れてはいない。

 男が後ろに回る気配があった。
 見下ろす視線を背後に感じる。
 ボロボロの服から覗く濡れたショーツを隠したかったが、体中のどこにも、そんな力は残っていなかった。

 視線が移動した感覚。
 男はしゃがんだらしい。
 後ろから覗き込まれているのが分かる。

 ぐしょぐしょのショーツはぐっしょりと濡れたままで、微かに匂いを放っていた。
 滴が太腿を伝って落ちていくのが分かる。

(やだぁ、見ないで……)

 まるで幼女がお漏らしを責められているように、千里は動かない頭を床に付けて啼いた。
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