取り残された乙女たち
第10章 第10章 切り裂かれた白衣
下着に包まれた胸が覗くのが分かる。
同時に麻由は、虐げられる喜びをはっきりと感じた。
ああ、やっぱり私は変態なんだわ。
男の手が力強く、ビリ、ビリ、と服を引裂く。
その腕を撮ろうとした少女の手は、簡単に振りほどかれてしまった。
襟元の第一ボタンはかけられたまま、首から腹にかけて少女は剥かれてしまった。
清楚なナース服をはだけ、下着の胸を露にされた姿が官能をそそる。
見えない相手にあちこちを剥かれながら、麻由は焦ってきた。
股間のむず痒さがだんだん強くなっている。
どうにかして。疼くの。
大事な部分がジンジンして仕方ないの。
そのとき闇から声がした。
「俺を掴まえたいか?」
「は、はい!」
「それなら、欲しいって言い続けながら俺を探せよ。チ××欲しいんですって繰り返しながら、淫売女みたいに男の体を求め続けろ」
麻由はふらふらと彷徨った。
夢遊病患者のような足取りだ。
「掴まえさせて……欲しいの……男の人のが、どんどん欲しくなってるの……」
うわ言のように呟きながら歩く。
その前後左右から、さっと男の手が伸び、少しずつ白衣にハサミを入れては去っていった。
尻の部分は丸く切り取られ、ショーツが剥きだしになった。
裾の前の部分には大きくスリットが入り、歩くたびに太ももの付け根までが覗ける。
剥き出しのブラジャーの片方は紐を切られ、めくられて乳房の肌をかなり露にしていた。
ジョキ、ジョキとハサミが入るたび、麻由は嬲られる悦楽に啼いた。
「チ××ほしいの! 麻由の、麻由のオ×××はもうどろどろになって、チ××を入れないと狂っちゃいそうなの!」
そう叫ぶと、一八歳の少女はさんざん切り裂かれたぼろぼろのナース服を、自らたくし上げた。
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