取り残された乙女たち
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発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第10章 第10章 切り裂かれた白衣
 下着に包まれた胸が覗くのが分かる。
 同時に麻由は、虐げられる喜びをはっきりと感じた。
 ああ、やっぱり私は変態なんだわ。

 男の手が力強く、ビリ、ビリ、と服を引裂く。
 その腕を撮ろうとした少女の手は、簡単に振りほどかれてしまった。

 襟元の第一ボタンはかけられたまま、首から腹にかけて少女は剥かれてしまった。
 清楚なナース服をはだけ、下着の胸を露にされた姿が官能をそそる。

 見えない相手にあちこちを剥かれながら、麻由は焦ってきた。
 股間のむず痒さがだんだん強くなっている。

 どうにかして。疼くの。
 大事な部分がジンジンして仕方ないの。

 そのとき闇から声がした。
「俺を掴まえたいか?」

「は、はい!」
「それなら、欲しいって言い続けながら俺を探せよ。チ××欲しいんですって繰り返しながら、淫売女みたいに男の体を求め続けろ」

 麻由はふらふらと彷徨った。
 夢遊病患者のような足取りだ。

「掴まえさせて……欲しいの……男の人のが、どんどん欲しくなってるの……」
 うわ言のように呟きながら歩く。

 その前後左右から、さっと男の手が伸び、少しずつ白衣にハサミを入れては去っていった。
 尻の部分は丸く切り取られ、ショーツが剥きだしになった。
 裾の前の部分には大きくスリットが入り、歩くたびに太ももの付け根までが覗ける。
 剥き出しのブラジャーの片方は紐を切られ、めくられて乳房の肌をかなり露にしていた。

 ジョキ、ジョキとハサミが入るたび、麻由は嬲られる悦楽に啼いた。

「チ××ほしいの! 麻由の、麻由のオ×××はもうどろどろになって、チ××を入れないと狂っちゃいそうなの!」

 そう叫ぶと、一八歳の少女はさんざん切り裂かれたぼろぼろのナース服を、自らたくし上げた。
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