取り残された乙女たち
取り残された乙女たち
成人向完結アフィリエイトOK
発行者:日向章
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
取り残された乙女たち 第10章 第10章 切り裂かれた白衣
 と、今度は前から胸を掴まれた。
 ナース服とブラジャー越しに、乳房がぎゅっと揉まれる。

 少女はまたもや悲鳴を上げた。
 しかし、頭は別のことを考えていた。
 これは掴まえるチャンスかもしれない。

 痴漢の腕を取ろうとしたが、既に相手は逃げた後だった。
 ダメだ。

 再び恐怖が甦ってくるかと思ったが、そうではなかった。自由の利かないこの状況で、相手のいいように嬲られることに、次第に甘い被虐感を感じてきたのだ。
 もちろん媚薬のせいだろうが、本当にそれだけだろうか?

 ああ、私、弄ばれることが好きになってる。
 私の中で、変態女が目を覚まそうとしている。

 一時間ほど前まで無邪気に笑っていた可憐な少女は、いまは奥底に淫女の血をたぎらせ、ふらふらと男を求めて彷徨っている。
 しかも白衣の天使の格好をして。

 再び後ろから服が引っ張られた。
 次にジョリッという音。
 途端に尻がスースーする。

 何が起こったか、少女は瞬時に理解した。
 服が切られたんだ。
 この人、私の肌には傷つけないって言ったけど、服のほうは切り裂いて楽しむつもりなんだ!

 麻由は前に出した腕を大きく振った。
 早く掴まえないと、ナース服がぼろぼろになっちゃう。
 そんな状態で昂ぶってきたら、私……。

 男の肩らしきものに指が触れた。
 ぎゅっと掴もうとしたが、相手の動きは早かった。
 胸の当たりに手が伸び、一気に左右へ開かれる。

 バリッという鈍い音。
 胸のボタンが二、三個吹き飛ぶのが分かった。
「ああっ!」
105
最初 前へ 102103104105106107108 次へ 最後
ページへ 
TOP