取り残された乙女たち
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:日向章
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ジャンル:その他

公開開始日:2010/06/25
最終更新日:---

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取り残された乙女たち 第10章 第10章 切り裂かれた白衣
 たしかに、次第に股間は熱さを増している。
 体の芯に火がついたようで、恥ずかしい部分がじんじんしていた。
 奥からとろりとしたものが溢れてくる前兆がある。

 心とは裏腹に、勝手に麻由の両手は前に伸びた。
「いやだ……助けてください……私、もうすぐ、すごくエッチになっちゃう……どうにかしてください……」

「だから、俺を捕まえてみろって。うまく抱きつけたら慰めてやるよ。この部屋にはぶつかってケガするようなものは置いてないし、つまづくような物もさっきどけた。安心して手探りで探せ」

 そういう声が闇の中で遠ざかっていく。
 麻由はこわごわ一歩を踏みだした。

 視界を奪われていると、行く手に障害物がないか不安で、普通なら躊躇してしまうのだが、危険なものはないという男の言葉を信じようと思った。
 早く相手を捕まえなければ体が悲鳴を上げてしまう。

 二歩、三歩。少女はゆっくりと足を前に出す。

 伸ばした指先が何かに触れた。
 これは、ええっと……懸命に診察室の様子を思い浮かべた。
 医療用具が入ったスチール棚だ。
 頑丈そうだからぶつかっても壊れることはないだろうが、勢い良く当たればこちらが痛い思いをすることになる。
 やはり慎重に、ゆっくり進まねば。

「どこ……どこですか……」

 男の声は返ってこない。
 きっと両手を前に出して室内を彷徨う姿を、嘲笑ってるんだわ。

 そのとき、尻の当たりに風が舞った。
 突然ショーツが空気に触れたと分かる。
 後ろからナース服の裾をめくられたのだ。

「きゃあ!」

 思わず裾を押さえる。
 めくっていた男の手が、さっと離れるのが分かった。

 再びの静寂。
 麻由はおそるおそる足を踏みだした。
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