STIGMA Side-Koichi Vol.2
STIGMA Side-Koichi Vol.2
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/10/16
最終更新日:---

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STIGMA Side-Koichi Vol.2 第1章 プロローグのモノローグ
 体はそんな風に反応しているけど、ぼくはとても不安だった。いつもと違った時間に、知らない場所に行く、おじさんの考えていることがわからない。
 もちろんおじさんは、ぼくの予想のできないいろいろなことをぼくにして、ぼくにさせて、気持ちいい思いや、楽しい思いや、つらい思いやいたい思いも、させてきた。この何ヶ月か、正直つらいことの方が多かった。
 それでもぼくはおじさんに会えなくなる、おじさんにいろんなこと、つらいこともいたいこともふくめて、してもらえなくなるなんて、考えられなかった。

 おじさんはめったに感情を表に出さない人だ。出す時はおしばいだったり、計算していたりする。なのに今日、おじさんはくちびるが引きしまって、顔が少し赤くなって、きん張やこうふんが、おしばいじゃなかった。
 新しいことを楽しみにしている時も、いつもおじさんはクールだ。こんな感じはたぶん初めてだ。

 どうしてだろう。ぼくは不安だった。半年ほどは、どんどんやることがはげしく、ひどく、なってきていて、逆にこの一ヶ月ほどは、ぼくは放っておかれてそれをがまんするのが大変な日が多かった。

 おじさんはきっと、ぼくのことをきらいになったり、あきたりはしていない。そういうのはカンでわかるつもりなんだけど、ぼくにはわからない事情で何もかもおしまいって言われるんじゃないかって不安になった。ぼくはどうすればいいんだろう。どれいでもペットでも、おじさんの言うままに、できるだけがんばる。そのぐらいしか思いつかない。

 ぼくはおじさんが好きだ。はなれられない。でもおじさんは遠くを見ている。車の運転してるんだから当たり前なんだけど、冷たくてしめった夜の暗い道を。
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