PC売り場の誘殺3(思い出編)2
第7章 PC7・荷造りとビキニ姿チェック・Aカップ・Dカップ・Iカップ
「これくらいか、これなら谷間で悩殺とか可能か!」
と、一人気合を入れて演出に励んでいるのが明美であったりする。
彼女はAカップ、ビキニをやるのはいいが先輩2人が近くにいると見た目では話にならない。そこで出来る努力をしようと決意、まず三角ビキニ。谷間メイク機能の付いた三角ビキニ。
アロハシャツを着る。ビキニとの色合いはちゃんと計算済み。これを着て少しのボタンを綴じると、ギュッと下の部分を結ぶ。胸の部分をさり気なく、チラッと谷間が浮かんで見えるように努力。髪型も少し弄る事にした。どうも自分は見た目の印象が2人の先輩より悪い。そこで演出。何事も演出。特に女は演出によって誰しもがエンジェルになれる。驚くことに、明美が可愛くなっていくのだった。
その頃、一番グラマーでIカップの香は、冷静に落ち着いて荷造り。ビキニ姿は試着室で確認した。
「……結構イケてた気がする」
顔を赤くして一人つぶやく。まんざらでもなかった。参考にした知識通りだった。三角ではなくブラタイプのビキニなら、クッと豊満さと谷間とフォルム、それら自分の持ち味がしっかり映えていた。
さてその頃、どうしてももう一度確認したくて、一人部屋の真ん中に立てたスタンドミラーの前でビキニ姿で火事の如く真っ赤なのが小幡久美。まるでその場に放火したかのように真っ赤。
悪くないと思いたい。スタイル・Dカップ・谷間。24歳でも別にこういう姿をやってもいいんだと己に言い聞かせる。決して可愛く振舞ったりするような事をしなければいいんだと赤い顔をして。
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