PC売り場の誘殺3(思い出編)2
PC売り場の誘殺3(思い出編)2
成人向
発行者:jun( ̄ー ̄)ノ
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:etc

公開開始日:2012/10/07
最終更新日:2012/10/07 23:26

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PC売り場の誘殺3(思い出編)2 第3章 PC3・明日はハワイだ・店長、中井信也の興奮
 中井信也、正直とっても胸が高鳴る。彼は閉店後の仕事を大急ぎで終わらせると、まずはコンビニによって自分ようの海水パンツを購入。いや、彼の場合は別に泳がなくても全然構わない。

 明美はオマケであるが、小幡久美だけでなくクッと胸が疼く本命のグラマーさん、藤本 香も来る、ビキニ姿になる。見るだけでいい。

 「いや、藤本さんのビキニ姿なんだ……大切な思い出なんだ」

 彼はブツブツ言いながら持参するデジカメで使うSDHCカードも一緒にカゴに入れた。最大高画質でビキニ姿の香を一杯思い出に収めたいから、容量1Tのカードを買う。10万円は致し方ない。さて、そのままレジに行く。彼はここの店の常連だから、この店の店員の多くと顔なじみ。今日はちょっとそれが困る。

 「あれ、今日はなんか嬉しそうな顔してるね、何があった?」と、この店の店長が話しかけてきた。どうやら冷静なつもりでも顔に出てしまうようだ。

 「いや、たまには俺だって幸せになっちゃうよ」と、信也は親指を立てて笑顔。どうしても嬉しくてこんなバカな事をしてしまう。でも構わない、香の事を思えばバカでもいい、本当に。

 明日はハワイ、藤本さんのビキニ姿と思ったら、彼はどうしても真っ直ぐ家に帰れない。そう、少しでいいから酒を飲んでほろ酔いになりたい。男が幸せな気分を手にするには何が必要か。それは「女」「金」そして時々少しの「酒」この3つに限る。酒だ、飲みすぎない程度に酒だ。彼は心の中でそうつぶやき、何となくお気に入りの居酒屋に足を向けていく。
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