‡ヴァージン・ナイト‡
‡ヴァージン・ナイト‡

発行者:冴葉
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/21
最終更新日:2010/11/25 13:17

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‡ヴァージン・ナイト‡ 第2章 2nd impact


「何でよ!? あの双子、普通に使ってたじゃん!!」

くそぅ!!
田舎め…!!
ライフラインがどんどん断たれていく…!!

しかし、ケータイで連絡しようにも「今どこにいるのかわかんないの。でも迎えに来て」っていうしかないしな……。

家からどれくらい離れているのか、検討もつかない。

けれど、睡魔の向こう側にあるはずの記憶を必死で辿る。

おそらく、帰宅時間が3時過ぎ。
で、ここに来た時は日が傾いていたから…おそらく6時前後。
つまり、車で3時間の距離だと考えられる。

―――……無理だ!!
地理も分からない状態じゃ、勝てるはずもない!!

…寝るんじゃなかった!!
けど、今は後悔している時間すら命取りだ!!

取りあえず全力疾走で、お屋敷の中へ戻ることにした。

情けないけど…プライドに勝るものが時にはある!!
そう、必死で自分を言い聞かせて。

猪突猛進の勢いで、さっきまで双子がいた部屋の扉をノックもせずに開け放つ。

…すると、双子はまだのんびりと部屋の中にいた。
さっきと同じ場所で。
…追いかけてくるつもりがあんまりないのか。
それとも、馬鹿にしてんのか…。

……後者だと分かったのは、ソファに座ったままの伊織のほうがニヤっと笑ったからだ。

「何だ、もう諦めたのか?」
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