お姉ちゃん巨大化
第4章 ☆スパーマーケット2・「魔法のキノコ・特売日」売り
スーパーにたどり着くと、優子はそのままスッと中に入って買い物カゴを腕に持つ。一方の男子2人、彼らは足を止めていた。
「あれ見に行かないか?」
重がスーパーの駐車場の奥を指差す。魔法のキノコ特売と書かれている。魔法という言葉に重が興味を刺激されたらしい。真治はバカらしいと思った。
それは見るからに胡散臭い。怪しい感じの男が店主となれば、生きて帰れるのか? と思うほど危うい雰囲気。それでも少年2人はそこに足を運ぶ。
魔法ってどういう事? 重は早速質問。
どうせつまらないモノだろうとは思いつつ、面白い返事が来たら嬉しいなと期待。そんな素朴な質問に男が返す。
それによると、食えば気持ちよく痩せられる「ダイエットキノコ」とか、食えば美肌になれる「ビューティーキノコ」とか、あるいは食えば男の性欲が増幅する「火の玉キノコ」とか色々らしい。全部大人向けだ。
つまらないの、重は両腕を組んで渋る。
全然面白くないぜと、彼は見下したような表情を浮かべる。でも男は、まだ続きがあるんだと口にして手に取る。
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