お姉ちゃんミニサイズ
第8章 小さな姉と2人っきり4・夜中・弟は姉の体を見てみたい
肩を下に横になっていた真治。大変に胸がドギマギしてしていた。寝つけない、そんな言葉を胸の内で思った後、目覚ましの代わりに使う携帯を片手にする。確信犯の自分に若干の罪悪感を持っているような表情が軽く浮かぶ。
この携帯は外側に照明がランプが付いている。光具合をスモール設定にして、光が直接当たったりまぶしくならない位置においてから目を動かす。
「お、お姉ちゃん……起きてる?」
少し上半身を動かして赤い巾着袋を見た。姉は顔だけ出し、頭の下にハンカチで作った枕を置いて眠っている。
何せ身長10cm。しかし本来の優子の顔や体がそのまま縮んだだけ。その寝姿と寝顔。マンガみたいであるが、ドキドキしながら見つめてみる姉の寝顔は確かに疑う余地なく優子。
(……)
とてもいけない事をやっているような気になるが、右手の指先をそっと眠っている姉の頬に当ててみた。温かい、生身の人間だから当たり前ではあるがミニサイズに縮んでもちゃんと温もりがあるのは驚愕的。
柔らかい、姉のほっぺたは柔らかい。もし原寸大で手の平を当てたら結構気持ちいいとか思う感触かも。優子は昔から軽くふっくらでムッチリ感が強い。だからなのか、おっぱいも早くから大きくなっている女の子。
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