PC売り場の誘殺2(掴んでみせよう・後編)
第11章 PC11・ボインなパーティー・夜は流れていって
「ではそうしよう」と警察から警告。
今度はベッドから離れた位置に真上から弾丸。
そして震える尚樹が窓の方を見ると、ヘリコプターがある。そこから尚樹の頭だけを暗視スコープで的確に狙っている。それはしっかりと彼の頭にフィット、撃たれたら脳みそが飛ぶ。
「何で藤本 香ごときを守るためにここまで大掛かりなんだ」尚樹がそう叫んだとき、携帯に電話がかかってきた。それは会長から、会長の西村からだ。
電話を耳に当てた尚樹に対し、西村はこう言った。藤本 香はお前が言う稼がせてくれる存在だから守るんだと。
稼がせてくれる存在・それは尚樹が西村に言った台詞。
(強欲なクソジジイめ……)
まさに天罰。自分の言葉が自分に戻ってくるとはブーメラン。
oppai電化は関東圏と関西圏の双方を制している大手。まるで無尽蔵な金を有している。1年間で100兆円を叩き出すのだから、警察をペットのように使うのは普通に出来る。
というわけで、森下尚樹は潔く警察に逮捕された。どうせなら射殺されてもいいかと思ったが、彼は大勢のギャラリーがいない場所でハデに死んでも意味が無いと悟った。
森下尚樹は逮捕された。○□店は閉鎖されたわけだが、それに伴い藤本 香は○△店に戻る事に。店長の中井信也も同僚の小幡久美も喜んでくれた。また○△店での仕事が始まる。
最後に柴崎 藍という女。
彼女は○□店の店長の実態を語るためにTVに出演したが、それを見た日本中の男性がTV局に電話。よって彼女はFカップの巨乳アイドルでデビューするらしい。
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