PC売り場の誘殺2(掴んでみせよう・後編)
第10章 PC10・ボインなパーティー・欲情のエンジンを吹かして
卑怯者!
と、香は豊満な胸をまさぐられながら相手を罵る。案外と気丈な面も持っている。でも尚樹はお構いなく、気持ち良さを噛み締めながらつぶやいた。
「仕方ないだろう、君が悪いんだ。君のような女は、豊満さでユッサユッサ人の気持ちを刺激して無邪気。男をバカにし過ぎ。大丈夫、優しくするから。必ず導いてみせるから」と。
そんな尚樹が両手を下に付け、睨んでいる女を見下ろす。彼はそのまま、女の胸に抱きつきたいと顔を持っていきながらTシャツを捲くり上げようとした。
約束が違う! 香はTシャツを捲り上げられまいと抑える。捲り上げられたら、相手が全部脱がそうとするは必然。
「ブラ姿って約束しただろう、女はウソばかりつく」
尚樹はそう言って、香を抑えつけるために軽く打とうとして手を上げた。彼女に少し痛い思いをさせ制圧しようと思ったらしい。でもそのとき、ドアの向こうから声が聞こえた。
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