僕たちは、金持ちになりたかったわけじゃない。
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ジャンル:ノンフィクション

公開開始日:2012/10/14
最終更新日:2012/10/14 20:35

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僕たちは、金持ちになりたかったわけじゃない。 第3章 回顧録その3 結婚 
~僕バージョン

僕は、当初の思惑とおり、

2、3年で会社を辞め、

とある国へ行こうかと思い始めていた。

やはり会社員は、

僕には到底出来そうにもない。

理解出来ない事だらけなんだから。

当時の彼女(私)には、

いつも、とある国の良さは話していたから、

ワーキングホリデービザを利用し

2人で行ってみないか、と話していた。

その国へ行く為の費用も、

彼女から、毎月の給与が入ると

天引きのように持っていかれていた。

会社を辞め、彼女と一緒にその国へ行くつもりだ、と

両親に説明をした。

母親は泣いていた。

無理もない。

終身雇用神話を僕に伝えた、

超本人なんだから。

やっと就職させて落ち着いたと思ったら、

その息子が、またやらかしてくれたのだ。

僕を代表する最近の若い者は、

どうして我慢ができない!

と、怒られた。

だが、決心は変わらないと感じたのか、

父親がこう言った。

「行くのは、許す。

 その代わり、結婚してから行け。

 ちゃんと2人で責任をとってからだ。」

うーん、ま、いいか。

いつかはするようなつもりでいたし。

早速、父親は、

僕たちの結婚届を提出した。

いそぎ、某ホテルで形だけの食事会を行い、

結婚式とした。

結婚指輪も2万円程度。

ごくシンプルなものを

母親に任せた。

だいたい結婚式に、

無駄な費用は掛けるもんじゃない。

ド派手な結婚式をする連中に限って、

すぐに別れちゃうじゃないか。

費用がもったいないし、

ご祝儀くれた人に失礼だよ。

日本ほど、親のために結婚式をする国って

ないんじゃないかな。

新郎新婦のお仲人がどうとか、

どっちの主賓が偉いとか。

どんな会社のお偉いさんでも、

会社を出れば、普通の人間。

でしょ?

僕は、結婚する旨と、退社する旨を

一緒に上司に話をすることになった。

女ならまだしも、

何だかおかしな感じになってしまった。

結婚祝い金と退職金をまとめてもらうだなんて、

僕、考えてもみなかった。
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