告白の行方
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成人向完結アフィリエイトOK
発行者:廣瀬 るな
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2010/06/18
最終更新日:---

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告白の行方 第10章 騙されてた気分
 正式な顔合わせのはずがいつの間にか座はくだけ、気がついた時には里歌の隣には嘘のようににこやかに微笑む長野がいて、彼女を独占していた。その様子を呆れたように見ている長野の両親を尻目に
「ほら、言わんこっちゃない」
爺が吠えるように叫んだ。
「うちの里歌ほどの娘がいるのもか。なにが政略結婚はしたくないだ。だいたい、わしゃ大河の連中とはガキの頃からの付き合いでな、お前のじいさんの好みも分かっちょるし、お前の親父の結納では仲人もやったんじゃい」
それによれば、長野こそが噂の婚約者で、彼女がコネで会社に入ったのも、その祖父の計略と。
「私の事、知っていたんですか?」
そのあと、周知の中で持ち帰られ、明け方まで責められ続け、やっと目が覚めた午前11時、彼女は夢中でしゃぶりついている男の髪に指をはわせながら尋ねた。
「もちろんだとも、ああ」
ほんの少し息を切らせながら、彼は頭を持ち上げる。
「ずっと見ていた。君の事なら誰より知っていたさ、あの沢村って男よりもな」
昨日みんなの前でみせた笑顔とは真逆の、それでいて欲望と独占欲の入り交じった瞳が彼女をとらえる。
「今時、命令されて結婚する馬鹿がどこにいる? だからお前と一緒になる気なんか無かった」
その一言と共に、彼がいきなり入って来て
「ぎゃん!」
衝撃のあまりの強さに彼女の躯がしなった。
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