last a witch
第1章 ~少年と少女の出会い~
「君は魔女を殺して幸せを取るか、魔女を生かして不幸を取るか、君はどんな選択肢を取るのかな?」
そう呟くと僕の前から女性は消えた
「えっ…えっ!?」
体に変な違和感があった、まるで女性にぶつかった瞬間、周りの時間が止まり、女性が消えた瞬間、再び時間が動き出したような、気持ち悪い違和感があった
「気の……せい?」
だが、右手には女性に渡された銀の拳銃を握っていた、僕は急いでソレを隠した
「……一体…どういうこと…?」
僕の頭は混乱していた、ただ、わかることは、よくわからない物語に"主人公"という役で登場してしまったことだけだった
スッキリしないまま、僕はスーパーに入っていった、誰も拳銃に気付きませんように、と祈りながら
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