last a witch
第2章 ~ツヴァイエイの主人公とフリアクラエスの魔女~
「あ…ありがとう」
「勘違いしないで、あんたが死のうが私の知っちゃこっちゃないの、ただ、私の目の前で死なれたら後味が気持ち悪いから仕方無く助けただけよ」
ただし、黙っていればが条件になるだろうけど、声は容姿にあったスッと透き通る声だ、しかし言ってる内容が内容だ
「魔女が人間守って正義気取りですかー?」
「さっさと捕まって火炙りにされたらどうだ?」
「その方が世界の為だぜ」
少女の視線の先には三人の男が立っていた、多分だが、あの男達が僕に赤い閃光を飛ばしてきたのだろう
「ざけてんじゃないわよ!!狙いは私なのに、ワザとこんな人間を狙って、防御魔法使わせて魔力を削るなんて薄汚い手を使って」
「薄汚いのはどっちだよ、えぇ?魔女さんよ?」
あの男達がつけてるバッチ、あれは魔女狩りをする聖十字教のバッチだ
現在でも魔女狩りが行われているのは知っていた
だから僕はこの本を手にとった、一つは興味本位で、もう一つは、理由と真相がしりたかったから
どうして、魔女と人間が分かり合えないのかという謎を解きたかった、だから、僕はこの本を読んだ
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