恋のはじまりは青空のように
恋のはじまりは青空のように
完結アフィリエイトOK
発行者:りよっち
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/07/25
最終更新日:---

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
恋のはじまりは青空のように 第5章 名前
窓からの日差しで、


顔が陰になって表情がよくわからない。




『お前、また泣いてんの?』

先生が隣に座った。


こんな近くにいられると、緊張する。




ドキドキが

聞こえてしまうんじゃないかと心配になる。



それでも、


泣いていたことだけは否定しようと


『泣いてなんかいません!』


と、強い口調で言い返した。





『ムキになるなよ。


テストで1位になったから


褒められたい


とか言うし、すぐに泣くし・・・


ホントお子ちゃまだな。


褒められなかったくらいで、泣くなよな。』


先生は少しあきれて言った。




私は、急に恥ずかしくなって

何も言い返せず、

ただ顔を真っ赤にした。



すると、先生は笑って

『タコみたいだ』と小さく呟いた。



『あの、私、

褒められなかった

から泣いてたんじゃないです!』




『やっぱり、泣いてたんだ。』


先生はニヤニヤしながら言ってきた。

私は、ハっとして黙った。



『じゃぁ、何で泣いていたの?』


先生は相変わらず

ニヤニヤしたまま、こちらを

じぃっと見ている。



いくらなんでも、

『先生に、苗字で呼ばれたから』

なんて言える訳がない。




下を向いてモジモジしていると、


先生が

『もしかして、オレが

“佐々木さん”って呼んだから?』
21
最初 前へ 18192021222324 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ