恋のはじまりは青空のように
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発行者:りよっち
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/07/25
最終更新日:---

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恋のはじまりは青空のように 第5章 名前
先生は、『佐々木さん!』と私を

呼び止めた後、


私の腕をつかみ、耳元で



『ホームルームのあとで、

理科準備室に来なさい。』

と静かに言った。




コン コン

『はい。どうぞ。』



『失礼します。1年B組の佐々木です。』


準備室に入ると、

先生は、

何かを書いているようだった。



後ろ向きのまま、私に言った。


『もう少しで、

仕事が終わるから。

ちょっとそこの椅子にでも座ってて。』




私は言われるがままに、

近くの椅子に座り、

先生の後姿をじっと見ていた。



静かな教室には、

先生のペンを運ぶ音だけが響いている。



その音を聞いていたら

『佐々木さん』と

言われたことが蘇ってきた。



また、涙が溢れそうになる。



下を向いて、グッとこらえていると、


先生の声がした。




『おまたせ。』


ふと顔を上げると、

先生が近くに立っていた。


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