STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
第7章 6
右手を前から股の間に突っ込み、尻の谷間に二本の指を押し込んで、下側からたどってアナルにたどり着く。私がしてやったようにアナルの襞を押したりこすったりすると、時には痛みがあるようだった。幸一はふっと息を吐くと中指をアナルに押し込んだ。淫らな図が間近にあった。私は指を出し入れするよう指示し、幸一は言われた通りにした。痛そうなそぶりはないが、おっかなびっくりな感じだ。私はたっぷりとローションをまぶした手指で、幸一の勃起した性器を握り、亀頭をくりくりとつまんで弄び、胸をさすり、乳首の周辺を痛くない程度につまんでやる。ぬるぬるの指を立て、わきの下から腰や、太ももの内側など、引っかくように刺激した。腰をつかみ、腹部を手のひらで押す。幸一の額から頬に汗が流れ、私のからだに落ちる。幸一は命ずるまでもなく指を二本に増やした。私がこの後挿入することを幸一はわかっている。だから自分の小さな手指でもしっかりとアナルを拡張しようと、入れた指をチョキに開いたりしている。淫らであり、健気だった。私は左手も使うといいと「アドバイス」した。幸一の左手にローションを流してやる。幸一はそれを指になじませ、背中から左手を回し、右手の二本指に加えて中指をアナルに押し込んだ。少し痛みがあったのか、幸一の表情が歪んだが、幸一は慣らしをやめず、押し込んだ中指を動かしているようだった。「あ……あ……」幸一は声を上げ、身を捩り頭を振る。自らの指の刺激に身もだえる。私は幸一のペニスの、亀頭の敏感なところをぎゅっと押し、さらなる快感を与える……
だがここで頂点まではいかせない。その寸前で止められていればベストだ。私は手を止め、幸一の,ペニスからも手をはなし、両手で幸一の腰をぽんと叩いた。幸一も手の動きを止める。
「さあ、もういいだろう。おじさんのを自分で、お尻の中に入れるんだ。おじさんのちんちんの先を、お尻の穴に合わせたら、ゆっくりしゃがむんだよ。そうすれば入っていくから」
と私は穏やかな口調で説明した。
99
NIGHT
LOUNGE5060