STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
成人向完結
発行者:とりさん
価格:章別決済
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ジャンル:その他
シリーズ:STIGMA

公開開始日:2012/07/23
最終更新日:---

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STIGMA Side-Kurosaki Vol.1 第6章 5
 幸一が私のペニスを引っぱり、裏側を掃除していた時、急に動くのをやめ、彼はじっと何かを見ているようだった。
「どうした幸一?」
「おじさんのこれ……傷? 火傷?」
 幸一は私の陰嚢の付け根あたりを指で触れた。ああ、と私は思った。確かに気になるだろうな。
 私のその場所には、数字の6にも9にも見えるような傷がある。
「ああ、ケガだよ」
「こんな所を……?」
「興味あるのかい?」
 幸一はしばらく迷ったようだったが、小さな声で「うん……」と言った。
「まあ実はおじさんもよく覚えていないのさ」
 これは誤魔化しではなく事実だった。時々は、思い出しそうな気がするんだが、夢に出てきたりした気がする朝もあるんだが。
「幸一よりずっと小さな頃にね、まだ歩けるか歩けないか……って言っても、幸一も知っている通り、当時は左足が今よりずっとだめだったし、たぶん左腕も不自由だったはずだから、どっちみちハイハイか歩行器使ってどうかだったはずだけどね。傷は今は小さく見えるだろうけど、大ケガだった。その頃もちろん、うんとからだが小さかっただろうからね。ちんちんがちぎれてしまうか、血が出すぎて死んじゃうんじゃないかってすごく心配したんだって、お母さんが言っていたよ。自分じゃ覚えていない」
「事故?」
 私は首を振った。
「お母さんからは原因は何も聞いていないんだよね」
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