STIGMA Side-Kurosaki Vol.1
第6章 5
カリの部分が入るのに多少抵抗があったので、私は少し引いて少し押すこと繰り返し、何度目かで一気に強く押し込んだ。
幸一は「いっ!」と声を漏らし足指の先などからだを突っぱらせた。私は構わず、というよりその反応に満足して、ゆっくりと、さらにペニスを押し込んでいった。「痛い、痛い……」と幸一は高い掠れた声を出し、私の方に手を伸ばしてくる。その反応、素晴らしいぞ幸一。
私は左手で幸一の萎えかけた性器を軽く揉み、彼に顔を寄せた。笑みを作り、語りかける。
「大丈夫、もう一番太い所は入ったよ。これ以上は痛くならないよ……」
私の性器は、特別巨大というほどではないが日本人としてはまあまあの太さと長さだ。竿の部分は根本に向け雁首と同じくらいの太さになる。根本まで入れれば雁首が関門を通過した時と同じくらいの負荷が、入り口にかかってくる計算だな。
私はじりっと膝を前に出し、腰を突き出し、じわじわとガチガチに勃起した性器を押し込んでいく。もう手で支えなくても、飛び出したりしないだろう。幸一のアナルの襞はいっぱいまで引っ張られていた。
幸一は私がわずかに動くごとに、からだのあちこちに代わる代わる力を入れ、身をくねらせた。そろそろ心得たようで、アナルそのものからは力を抜こうとしている。締めつければ自分が痛いだけだ。今のところはね。より快感を得るために自ら締めつけてくるステージまで、いずれお前を連れて行きたい。
76
NIGHT
LOUNGE5060